2025-02

ペースメーカー

ペースメーカーの基本設定 VVIについて

今回はペースメーカーでの基本的な設定の一つであるVVIについてです。私達臨床工学技士は日々ペースメーカーと関わっているのですが、その中でもよく設定されているのがVVIやDDDです。特に、VVIはペースメーカー初心者の方でも比較的わかりやすい...
血管カテーテル

PCIの最終目標 ステント・DCBについて

以前からPCIは冠動脈の狭窄を改善するという話をしてきました。そんなPCIですが、狭窄部分を拡張できても再度狭窄する可能性が残っています。この再狭窄を防ぐ目的で使用されるのがステント・DCBです。今回は最狭窄を防ぐために使用される2つのアイ...
補助循環

IABPで絶対に知っておきたい 駆動タイミングについて

皆さんはIABPの管理を適切に行えているでしょうか?私も初めの頃はどうやってタイミング合わせるねんと思いながら苦労してきたのを覚えています。また、IABPはアラームが鳴らなくても不適切なタイミングで動作していることが良くあります。その状態で...
血液浄化

透析とは違う 特殊なアフェレシス療法について

臨床工学技士の皆さんは透析治療によく携わっていると思います。私個人的に臨床工学技士の中で最も業務数が多いのが透析領域だと思っています。なぜなら、病院以外にも透析クリニックなどがあり、循環器はできないけど透析はできるという病院の方が圧倒的に多...
補助循環

バルーンで補助循環!IABPについて

皆さんは補助循環と聞いて最初に思いつくのは何ですか?補助循環で知られている機器の中では最も補助率が低いとされているのがIABPです。しかし、大きなメリットとして挿入するまでが簡易だという点です。そのため、ICUでもIABPが駆動している姿が...
血管カテーテル

PCI治療の必需品 バルーンについて

PCI治療を成功させるための必需品と言えばもちろんバルーンです。PCIには様々な物品が存在しており、それらを駆使して冠動脈の狭窄部に対する治療を行うのですが、最も重要な冠動脈の狭窄を改善するためのアイテムがバルーンです。ガイディングカテーテ...
ペースメーカー

意外と難しい 植え込み型デバイスのチェックについて

皆さんはペースメーカ外来などの業務に携わっていますか?ペースメーカなどの植え込み型デバイスのチェックは基本的に臨床工学技士が行い、その結果を医師にフィードバックすることで今後の方針が決まります。そのため、適切なチェックができないとそもそもフ...
血液浄化

ICUで知っておくべき 急性期透析導入の判断基準

ICUで患者さんが入院した際に臨床工学技士が絶対に把握しておきたい患者さんが透析患者です。腎機能が低下している患者さんも同じです。その理由として、多くの施設では透析を行う際に必ず臨床工学技士を介して治療が行われるからです。もちろんその他にも...
人工心肺

弁置換がさらに低侵襲に・・・TAVIとMitraClipについて

皆さんは大動脈弁や僧帽弁の置換術と聞くとどのような手技を思いつきますか?一般的に従来の方法であれば開胸後、心臓を停止させ、人工心肺装置を用いて体外循環を行っている最中に弁置換を行うというものが一般的でした。しかし、そんな開心術もMICSと呼...
ペースメーカー

ペーシング不全の原因?閾値について

徐脈を改善するためにペーシングを入れるペースメーカーなどの植え込み型デバイスが挿入されているにも関わらずにペーシングできない状態ってかなり恐ろしくないですか?そうならないためにも最低でも半年に一回程度はデバイスのチェックを行うのですが、その...