呼吸療法

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ネーザルハイフロー療法とは?臨床工学技士のための基礎知識

皆さんは病棟やICUでNHF(ネーザルハイフロー)を見たことはありますか?近年、呼吸管理の分野で注目を集めているネーザルハイフロー。特に、慢性呼吸器疾患や急性呼吸不全の患者に対して効果的な治療法として広がりを見せています。そんなNHFについ...
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人工呼吸器が空気を送る法則!VCVとPCVについて

皆さんは人工呼吸器がどのようにして空気を患者さんに送っているのかはご存知ですか?人工呼吸器の送気方法は主に2種類あり、この2つを使い分けることが非常に重要です。この部分を理解していないと、患者さんの呼吸状態が悪いとなった際にどこの設定が原因...
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知ってると安心!酸素ボンベ残量について

皆さんは病院内や搬送時に呼吸器を移動させる際に回路の抜けや、SpO₂などのバイタルは注意していると思いますが、酸素ボンベの残量について気にしたことはありますか?もちろん酸素投与が21%なら不要なのですが、それ以上になると酸素ボンベが必要にな...
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肺の酸素化を評価できる!P/F比について

以前肺の機能評価としてA-aDO₂を紹介しましたが、欠点として、酸素投与中は評価できないというものがありました。では投与中はどうするのかという点ですが、今度は酸素投与中でも評価できる項目であるP/F比について紹介します。皆さんは患者さんの酸...
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人工呼吸器の目的を紐解く:安全な運用に欠かせない知識とは

臨床工学技士として、人工呼吸器はICUや手術室で最も身近な機器の一つです。しかし、その目的を深く理解し、現場で安全に運用するには、単なる操作技術を超えた知識が求められます。この記事では、人工呼吸器の目的を基礎から応用まで紐解き、臨床工学技士...
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肺の状態が明確に!A-aDO₂について

皆さんはA-aDO₂(えーえーでぃーおーつー)という言葉をご存知ですが?肺の機能を評価する上では絶対に外せない測定値の一つですがPaO₂やPaCO₂だけで評価しようとする人はいませんか?たしかにどちらの値も重要なのですが、これらはあくまで血...
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知らないとやばい!高濃度酸素投与の危険

医療現場で患者対応をしているとSpO₂が急激に低下して呼吸困難になっている場面にあうことがあると思います。こんな時に酸素投与が行われ、SpO₂を90%後半ぐらいまで回復させることが必要となります。これは低酸素血症などの改善に繋がる、一般的な...
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人工呼吸器の重要設定項目 PEEPってなに?

人工呼吸器は急性期病院ではもちろん、慢性期病院でも活躍しており、生命維持管理装置の中で最も身近な存在です。そんな人工呼吸器の設定について医師と相談したり、適切に作動しているのかも確認するのが我々臨床工学技士の業務の1つです。人工呼吸器の設定...