循環器 

血管カテーテル

今さら聞けないEVTの基礎知識!原因疾患・症例・治療の流れを解説

血管内治療(EVT:Endovascular Therapy)は、低侵襲で血流再建を行える画期的な治療法として、近年ますます注目を集めています。臨床工学技士として、機器操作・サポートを担う場面が増え、今やEVTの理解は避けて通れません。しか...
補助循環

V-VECMOをゼロから学ぶ:初心者でもわかる仕組みと実践ポイント

こんにちは、臨床工学技士の皆さん!今回はV-VECMO(Venovenous Extracorporeal Membrane Oxygenation、体外式膜型人工肺)の基本から実践までをわかりやすく解説します。V-VECMOは重症呼吸不全...
臨床生理

HFpEF?Ⅳ度?:臨床工学技士が知っておくべき心不全の7つの分類

心不全は、臨床工学技士にとって重要な関与分野の一つです。特に、HFrEF(駆出率が低下した心不全)とHFpEF(駆出率が保持された心不全)は、心不全の二大分類として知られ、それぞれ異なる病態と対応が求められます。心不全にはこのほかにも多くの...
血管カテーテル

カテ治療の必須知識 冠動脈と狭窄が引き起こすリスクと対処法

心疾患治療の最前線で活躍する臨床工学技士にとって、カテーテル治療(カテ治療)は重要な技術の一つです。特に冠動脈の狭窄は、部位によって異なるリスクを引き起こし、治療の成否を左右します。どうしても初めてのカテ治療では今何をしているのかが理解でき...
臨床生理

心臓の負担を理解する:前負荷と後負荷の重要ポイント

心臓は私たちの体を支えるポンプであり、その働きは「負担」によって大きく左右されます。この負担を理解する鍵となるのが、「前負荷」と「後負荷」です。臨床工学技士として、心臓のメカニズムを把握し、患者ケアや医療機器の管理に活かすためには、この2つ...
血管カテーテル

難易度の高いPCIの強い味方:マイクロカテーテルについて

PCIで冠動脈狭窄部に治療を行う際にガイドワイヤーがなかなか病変部に通らないという事例は珍しくないです。そんなタイミングで強い味方になってくれるのがマイクロカテーテルです。マイクロカテーテルは複雑病変に対してガイドワイヤーを通過させるために...
集中治療

血行動態モニタリングの基本 ビジレオについて

今回は、手術室やICUで大活躍する「ビジレオ(Vigileo)」について徹底解説します。ビジレオは、エドワーズライフサイエンス社が開発した低侵襲血行動態モニタリングシステム。患者の循環状態をリアルタイムで把握できるツールとして、私たち臨床工...
不整脈

植え込み型デバイスを極める:不応期とブランキングについて

皆さんは植え込み型デバイスの設定項目を見ている際に不応期であったり、ブランキングという言葉を耳にしたことはありませんか?これら言葉は植え込み型デバイスに必ず設定されており、基本的に何か動作をするという設定ではないのですが、トラブルを防ぐため...
人工心肺

臨床工学技士のための心筋保護入門:基本から失敗を防ぐポイントまで

皆さんは心臓外科手術の最も重要な部分はどこだと思いますか?答えはしっかりと心停止するのかという点についてです。この瞬間は恐らく医療現場で唯一と言って過言ではないのですが、心停止してほしいタイミングです。心臓手術における「心筋保護」は、患者の...
不整脈

植え込み型デバイスを極める:本体の構造について

植え込み型デバイスは、心疾患患者の治療に欠かせない技術であり、臨床工学技士としてその構造を理解することは、現場での管理やトラブル対応に直結します。この記事では、代表的な植え込み型デバイスであるペースメーカー、ICD(植え込み型除細動器)、C...