循環器 

血管カテーテル

PCIの最終目標 ステント・DCBについて

以前からPCIは冠動脈の狭窄を改善するという話をしてきました。そんなPCIですが、狭窄部分を拡張できても再度狭窄する可能性が残っています。この再狭窄を防ぐ目的で使用されるのがステント・DCBです。今回は最狭窄を防ぐために使用される2つのアイ...
補助循環

IABPで絶対に知っておきたい 駆動タイミングについて

皆さんはIABPの管理を適切に行えているでしょうか?私も初めの頃はどうやってタイミング合わせるねんと思いながら苦労してきたのを覚えています。また、IABPはアラームが鳴らなくても不適切なタイミングで動作していることが良くあります。その状態で...
補助循環

バルーンで補助循環!IABPについて

皆さんは補助循環と聞いて最初に思いつくのは何ですか?補助循環で知られている機器の中では最も補助率が低いとされているのがIABPです。しかし、大きなメリットとして挿入するまでが簡易だという点です。そのため、ICUでもIABPが駆動している姿が...
血管カテーテル

PCI治療の必需品 バルーンについて

PCI治療を成功させるための必需品と言えばもちろんバルーンです。PCIには様々な物品が存在しており、それらを駆使して冠動脈の狭窄部に対する治療を行うのですが、最も重要な冠動脈の狭窄を改善するためのアイテムがバルーンです。ガイディングカテーテ...
不整脈

意外と難しい 植え込み型デバイスのチェックについて

皆さんはペースメーカ外来などの業務に携わっていますか?ペースメーカなどの植え込み型デバイスのチェックは基本的に臨床工学技士が行い、その結果を医師にフィードバックすることで今後の方針が決まります。そのため、適切なチェックができないとそもそもフ...
人工心肺

弁置換がさらに低侵襲に・・・TAVIとMitraClipについて

皆さんは大動脈弁や僧帽弁の置換術と聞くとどのような手技を思いつきますか?一般的に従来の方法であれば開胸後、心臓を停止させ、人工心肺装置を用いて体外循環を行っている最中に弁置換を行うというものが一般的でした。しかし、そんな開心術もMICSと呼...
不整脈

ペーシング不全の原因?閾値について

徐脈を改善するためにペーシングを入れるペースメーカーなどの植え込み型デバイスが挿入されているにも関わらずにペーシングできない状態ってかなり恐ろしくないですか?そうならないためにも最低でも半年に一回程度はデバイスのチェックを行うのですが、その...
臨床生理

SvO₂のすべてを解説!臨床工学技士が押さえるべき基礎から応用まで

バイタル測定はHR、SpO₂、BPが一般的で、当然とても大事ですが、患者さんのバイタルを確認する際にSvO₂もちゃんと確認していますか?SvO₂(混合静脈血酸素飽和度)は、臨床工学技士にとって患者の酸素代謝や循環状態を評価する重要な指標です...
不整脈

知らないと危険!感度設定・波高値について

皆さんは植え込み型デバイスのチェックをする際に波高値についてどこまで確認していますか?自己脈が出ているか、前回の測定値と誤差はないから問題ないとだけ思っている人も多いと思いますが本当に問題ないでしょうか?波高値は植え込み型デバイス上でペーシ...
血管カテーテル

PCI攻略の鍵?ガイドワイヤーについて

皆さんはPCIを攻略するために一番重要なものは何だと思いますか?狭窄部を広げるためのバルーンやステント?血管内を確認するためのIVUSやOCT?答えはガイドワイヤーだと思います。ガイドワイヤーが病変部まで到達しなければそもそも治療は始まりま...